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地べたを這い蹲ってこうべを垂れて
そんなキミが心の大地を彷徨って
行き着く先の一筋の光
誰しもが迷い込む暗く不気味な雲の中
不安で 不安で
気持ちとは裏腹に
雪山を転げ落ちる石ころのように
積み重なって肥大化した不安
もがき苦しみ潰えた心
旅を終え行き着く暗い底
まるで死者の旅路のように
自分の心が作り出した虚像の世界
小さな小さな世界
でも
とても大きく分厚い壁で覆われた世界
たった一つ
気付くことが出来れば
ちんけな世界なのに
でもそのたった一つのために僕らはもがき苦しむ
それはキミもボクも
越えた壁の向こうにまた壁はある
限界なんて簡単に訪れる
それは自分しだいなんだから
自分で越える壁
助けられて越える壁
そして
誰かを助けて越える壁
言葉だけじゃ伝わらない
身をもって感じなきゃ
その勇気を持つこと
今はそれだけ
きっと簡単なこと
さぁ今すぐに
自然界が活発になっていたある一日
窓からの気持ちいい風と
空からの恵みの光を浴びて
大げさに装飾を施された人工物の
偽色の世界から抜け出してきた
自らの心を偽りのペンキで塗りつぶし
全てを棚に上げ
自分を正当化し続ける世の中
マスコミが民衆を操り
そして操られていることに何も疑問を感じない愚民
カネがあらゆる価値を決定付ける
人の命さえも
あれからもうすぐ一年
止まったままの心の記憶
コタツを囲んでお茶をおかわりしまくった笑顔の記憶
じゅうたんの染み
柱の傷
日用品の埃
命の灯は幾重もの感情の渦を生み出した
そして
暗い闇に影を作った
振り向いたその先の崖から転げ落ちて
無傷の生身はきっと暗い光を全身で浴びているだろう
カネで作り上げられた何の役にもたたないだろう地位と名誉
それを笑ってしまった僕の心
何故だか急に幸せに包まれた瞬間だった